悪玉コレステロールを増やす食品

必要以上にコレステロールを摂取すると悪玉に

コレステロールは、細胞膜や副腎皮質ホルモンの材料になるなど、人間の体に欠かせない成分です。また、食べ物に含まれるコレステロールも、そのすべてが吸収されるわけではなく、6割は便と一緒に排泄されてしまいます。
つまり、食べ物のコレステロールの量がそのまま血中コレステロールになるわけではありません。しかし、必要以上のコレステロールを食事からとれば、やはり血中コレステロール値に影響が出ます。

 

脂肪を構成する物質には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があり、問題になるのは飽和脂肪酸です。飽和脂肪酸は動物性脂肪に多く含まれます。
飽和脂肪酸は、LDLコレステロールを受け入れる受容体を減らす作用があるので、行き場を失ったコレステロールが血中に増えてしまうのです。

 

 

高コレステロール血症の人はコレステロールの多い食事に注意

健康であれば、体内のコレステロールの量を調節する機能が働きますが、すでに高コレステロール血症と診断されている場合は、コレステロールの吸収率が高くなっていることが多く、食べ過ぎると数値が上がってしまうことがあるので、食品でとるコレステロールの量に注意しなければなりません。
太っている人も、コレステロールの多い食品をたくさん食べると、血中コレステロール値に影響がでる傾向があるので注意が必要です。

 

 

エネルギーのとり過ぎも悪玉を増やすことに

含まれるコレステロールの量にかかわらず、必要以上の量の食事を続けることでもコレステロール値は上がります。
食事の量が減れば、その分コレステロールの合成は抑えられますから、特別な食事療法や食品選びをせず、腹八分目を心がけるだけでも、コレステロールが下がるケースもよくあります。
食べすぎは、中性脂肪値にも悪い影響があります。食事でとるエネルギーが多すぎると、使われなかったエネルギーは中性脂肪に変化しますから、そのまま血中の中性脂肪値を上昇させてしまいます。

 

食べ過ぎは肥満にもつながり、あらゆる生活習慣病の危険因子とされ、高脂血症だけでなく、高血圧にも深くかかわり、動脈硬化を促進させますので注意が必要です。

 

 

コレステロールを多く含む主な食品

  • 卵黄 1個20g当たり 280mg
  • うなぎ蒲焼 100g当たり 230mg
  • いか 80g当たり 256mg
  • 鶏レバー 50g当たり 185mg
  • ししゃも 3尾66g当たり 191mg
  • たらこ 40g当たり 140mg
  • あんこうの肝 20g当たり 112mg
  • すじこ 20g当たり 102mg
  • 牛レバー 50g当たり 120mg